2009年4月16日木曜日

2009年4月16日
みなさんお元気ですか?
4月に入りワイマールにもようやく春がやってきました。
例年のことながら、この時期は本当にハッピーな気持ちになってしまいます。
こ~んなに空が青くて、風があたたかくて、お花が咲いていて・・・
そんな中に自分の身を浸していく心地よさ。
鳥がさえずり、あたたかい空気が全身を包み込んでくれる。
これこそ、ドイツで長い冬を越した後の神様からの贈り物だと思います。
しかもこの心地の良い季節は一年のうち、今だけ。
今だけだからこそ、それにワイマールという小さな街だからこそ、都会に暮らして得る楽しみとは違って
自然の変化を心から愉しめるのかもしれないと思います。

街の中心部では、どのベンチも人で埋まっていて、もう空きがないです~!
みんな太陽を浴びたくて浴びたくて、わざわざ陽のあたるベンチに座り日光浴をするのです。
日本にいたときは進んで陽に当たりに行きたいなどとは思わなかった私も、
この時期は当たりたくてたまらないのです。
そしてほとんどの人が手にはアイス!
私のお気に入りはティラミス・アイス。
ティラミス味アイスの中にティラミスケーキも混じっていらっしゃるから、そりゃぁもうケーキ君が顔を出したときは大歓迎です☆

さて、だ~いぶ遡りますが、一月末に一度日本に声楽家コンサートの伴奏出演で日本に帰国しました。
ほんの一週間の滞在だったのであれもこれもしようと思っていたはずが、
飛行機の中でウイルスをもらったのか?帰国してから腹痛と高熱に襲われ、
4~5日間はダウン。ドイツに戻る前日が本番の日だったのでなんとか間に合ったけれども
体力って大切や~ということをひしと実感しました。。。
あ~日本にいたのに刺身が食べられなかった~(泣)
そしてドイツに戻ると、今度はまた飛行機でウイルスをもらったのか??
高熱が続き、治るのに10日くらいかかりました。。。

「体力は大切。」
ということでマラソンを始めましたが、3日後また体調を崩し、マラソンはひとまずお休み。
友達や親にマラソンを始めたことを自慢した直後だったから情けない・・・(笑)

3月はワイマールとライプツィッヒとマーラバッハという街で
声楽の人たちとフリードリッヒ・シラー作品によるコンサートを行いました。
マーラバッハはシラーの生まれた街。
ワイマールはシラーがゲーテと交友関係を築き活躍した場所ですが、
彼の巻き髪に似せて形作られたパン「Schillerlocken(シラーの巻き髪)」が
ワイマールのパン屋さんにもマーラバッハのパン屋さんにもあるのです。

4月は学校の授業が始まり、今ゼメスターはリートのレッスンが週に3回、
オペラコレペティのレッスン、リートの発音と朗読と解釈のレッスン、学校から契約されている歌のクラスの伴奏に行ったり、その他もろもろで充実しています。
4月26日にティーフルトという街で2人のロシア人歌手とラフマニノフ歌曲アーベントを開きます。
一曲一曲がとても充実していて、ラフマニノフのピアノ曲「音の絵」並みに難しい!
でも、ロシア語を少しかじり、ロシア文学にも少し触れる良い機会ともなっています。
5月17日私の一回目のコンツェルトエクザメン(国家演奏家資格試験)の卒業試験で、65分、オール・ラフマニノフ・リートプログラムで熱演します。はぁ、やはり体力が必要不可欠!!

ということで、再びマラソン始めました。

今回は続けられますように・・・!!

みなさんも、どうか素敵な春を♪